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安蒜静雄 作品展

「撮り方によって、一眼レフと変わらないんだよ」。2025年4月、柏市の大洞院ギャラリーで開かれた生前最後の個展での話が鮮烈でした。

思い切った画角、遠近のピントが醸す風景は、三脚にセットしたデジタル一眼レフで撮影と思っていたのに、手持ちのコンパクトデジタルカメラとの説明だったのです。

自宅から約3�`先の職場に自転車で通う道すがら撮影した、県立柏の葉公園の四季が美しい個展でした。

中学生の頃、それまで絵を習っていた先生から才能がないといわれ、高校時代からカメラを始めたそうです。

安蒜さんの風景写真は、絵筆をカメラに持ち替えて描いた作品のようでもあります。

作品点数 37点

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安蒜 静雄

●プロフィール

安蒜 静雄(あんびる・しずお)
1949(昭和24)年、野田市生まれ。県立東葛飾高校卒業後、数年間、営業職に就いたが、写真への想いから写真店に転職。1980年、31歳で独立してフォトスタジオ「アサヒカラー」を開業する。
プロカメラマンとして商業写真を撮りながら二科会写真部展、富士フイルムフォトコンテスト、県展、柏写真展などで多数入賞。
フイルムカメラからデジタルカメラへの変遷にも積極的に対応し、機材や画像処理の技術を研究し、新しい表現を追求した。
後進の指導にも熱心で柏市などの写真講座講師を務める一方、写真グループ「写団萌木」を主宰。柏、野田両市民による五つの写真グループを指導した。
「技術的なことより、撮りたいもの、撮影目的をはっきりするように教える」が基本だった。
柏で美術館建設を提唱する「柏の文化を育てる会」と連携、東葛を代表する作家の故長縄えい子さん、木版画家大野隆司さん、板画家地井紅雲さん、陶芸家羽二生隆宏さんらの作品、肖像写真を手掛けるなどした。
2025(令和7)年7月、永眠。