日本画材で描く
「ハッピー」な世界
――柏市文化・交流施設「パレット柏」の絵画講師などを務める柏市の久保文音(あやね)さんの日本画展「~Happy~」が、5月6日から東京・上野の松坂屋上野店7階アートスペースⅠ」で開かれた。

■写真上:長女をモデルにした作品「Murmur-妄想記録-」を紹介する久保文音さん
岩絵具中心の日本画材で描かれた花やおもちゃなど、大小22点が展示された。作品にちらっと登場するオリジナルキャラクター「Kohako」(コハコ)の立体造形も出品した。

■写真左:会場の松坂屋上野店7階アートスペースⅠ
■写真右:案内はがきの作品「コハコのVACO」
「1点1点、心を込め、愛情も持って描いたが、いっぱい課題はある。こうすれば良かったとか、アドバイスを頂いて、次はこうしよという構想も浮かんでいる」
日本画と言えば花鳥風月をイメージするが、久保さんは身近なモチーフを色鮮やかなデザイン画のように描いている。「日本画みたいではないって、よく言われる。でも、これが私の絵」
【展示作品の一部】

■写真左:「ミチバタの風景」
■写真右:「コハコのひととき」

■写真左:「木香薔薇」
■写真右:「薔薇」

■写真左:「白詰草」
■写真右:「Murmur」

■写真左:「薊(アザミ)」
■写真右:「テントセン」
滋賀県出身。着物の染色をしていた母の影響もあって、幼い頃から「美」に興味があった。京都市立銅駝美術工芸高校(現美術工芸高校)から京都精華大学造形学部、さらに京都市立芸術大学院に進んで日本画を学んだ。
大学時代の2011(平成23)年、「日展」本展への登竜門とされる「日春展」で、翌年には「日展」で入選。卆院後も入選を繰り返して、今は「日展会友」だ。

■写真左:「Toi Toi Toi」
■写真右:「コハコの日常」

■写真左:「ひとやすみ」
■写真右:「ダイナソアのねがいごと」

■写真左:「Play+ Play+ Play」
■写真右:「Kohako」(コハコ)
「パレット柏」が月1回開催するアート講座「これからアート学」と、受講修了者グループが月4回集まる「たしなむアート」の講師を務める。
個展は精華大学卒業時の2013(平成25)年に「学割」で借りた京都市内のギャラリー以来、2回目という。
「花鳥風月にも挑戦したことはあるが、自分には描き切れなくて違和感があった。これからも心から描きたいというものを描いていきたい」
(文・写真 佐々木和彦)

