「大野ネコ画」ゲリラ展
カフェ、お寺、居酒屋、ライブハウス…
――耳がキリっと立って眉と目が人のように描かれて愛らしいネコに駄洒落のメッセージが利く木版画家大野隆司さんの作品。そんな「大野ネコ画」展が柏市大津ヶ丘のカフェ「クルトコ」、同市花野井にあるお寺「大洞院」のギャラリーで開かれている。

■写真左:展示作品を紹介する大野隆司さん
■写真右:「クルトコ」店頭の案内板
「クルトコ」は大津ヶ丘団地の商店街にあり「来る処」が店名の由来。NPOが住民ボランティアと協働で運営する広さ70平方㍍、テーブル7卓、25席の店だ。
地域交流の場であり、子ども食堂も開店する。客席脇の壁面を作品展示スペースとして開放している。
【クルトコ展の一部】


運営ボランティアの中田初子副代表は「大野さんの作品は新聞の挿絵やパレット柏での作品展で知っていました。店で作品を観たお客さんたちも『あー、観たことある~』という声をよく聞きますよ」。
【柏市立大津ヶ丘第一小への寄贈品】

■写真上:「気にすることをやめました。こんなにこころが軽くなる。」とのメッセージが入っている
大洞院ギャラリーでは「大野隆司とお寺」というタイトルがつけられた。
境内には2003(平成15)年9月建立の「いぬねこぢぞう」、2024(令和6)年9月に完成した墓地の壁画「青空美術館 天からのメッセージ」の制作にかかわった。

■写真左:大洞院ギャラリーの作品に囲まれる大野さん
■写真右:大野さん直筆の展示案内
同ギャラリーの運営や大洞院の御朱印原画も提供するようになり、ここでは御朱印やお釈迦様にちなんだ作品を中心に展示された。
【大洞院展示品の一部】

■写真上:2025(令和7)年の大洞院御朱印原画の一部

■写真上:2026(令和8)年の大洞院御朱印原画の一部

■写真左・中:お寺、仏教にちなんだ2作品
■写真右 :境内にある大野さん原作の「いぬねこぢぞう」
「大野ネコ画」展は先ごろ、JR柏駅東口のライブハウスや児童書籍店で開かれたり、居酒屋や小学校で展示されたり。あちらこちらで見かけるようになった。
まるでゲリラ的な作品展だが、本人は「どこでもやりますよ。やってくれって言われればね。だって観てもらいたいもの」と笑う。
そして「つくる楽しみ、観てもらう楽しみがある。観た人の役に立てばなおいい。つくる者より、観る人の感性で作品の価値が決まると思う」と付け加えた。
「柏に美術館を創りましょう」第3回講演会
日 時 2026年5月24日(日)13時30分~場 所 柏市教育福祉会館「ラコルタ柏」5階講堂
テーマ アートと美術館はほんとうに必要か
講 師 千葉県立美術館館長 貝塚健氏
主 催 柏の文化を育てる会
後 援 柏市教育委員会、柏市観光協会、柏商工会議所
協 賛 (公財)摘水軒記念文化振興財団、シミズメガネほか
入 場 先着170人 無料
問い合わせ先 Email:daitou@daitoin.net
(文・写真 佐々木和彦)

