若手3人の初企画展も
第56回松戸美術会展
――「第56回松戸美術会展」が1月13日から松戸市文化ホールで開かれた。主催する「松戸美術会」(小島隆三会長)の会員、準会員が絵画、彫刻計145点を出品した。

■写真左:広い展示会場を回る入場者
■写真右:松戸美術会展のポスター・はがき
作品は市民ホール(300平方㍍)、三つの市民ギャラリー(各150平方㍍)のほか、各室をつなぐ通路の壁にも展示された。文化ホールのすべての展示スペースが会場。入場者に配られたB4判見開きの案内資料には出品目録とともに会場見取り図が付いていた。
松戸ビルヂング4階エレベーターを降り、受付のある市民ホールに入ると洋画と彫刻、隣接の市民ギャラリー1、2に洋画、日本画があった。通路でつながる市民ギャラリー3は企画展示会場になっていた。
【松戸美術会展出品作品の一部】

■写真左:「アダムとイブ」(小島隆三)
■写真右:「刻」(今藤久子)

■写真左:「You must live」(仲田道子)
■写真右:「コルドシュルシエル」(吉村貞子)

■写真左:「青い鳥」(橋倉かよ子)
■写真中:「夜の歌26-1」(宮山広明)
■写真右:「ボートサファリ」(小林美知子)

■写真左:「赤の競演Ⅱ」(堀江雅子)
■写真中:「春は来る」(世森純子)
■写真右:「凛として」(佐藤千代子)
企画展は「次世代に繋ぐ 歩き出す三匹展」と名づけ、小野美巡さん、宗像仁美さん、米丸航生さんの若手3人が参加。3人合わせ市民ギャラリー3いっぱいの絵画計65点を出した。
作品全体の大きさや風景、静物、人物のモチーフも様々で、具象的だったり、抽象的だったりの作風もバラエティーに富んでいた。会場を一回りも二回りもしたが、見応えのある作品ばかりだった。
それもそのはずで松戸美術会会員、同準会員になるには松戸美術会と松戸市教育委員会が共催し、毎年夏に開く公募展が登竜門になっている。

■写真左:「落ち葉のステージ」(妹尾宏行)
■写真中:「森の中の木馬」(木名瀬豊子)
■写真右:「いすみ鉄道」(安蒜松江)

■写真左:「慈光」(大谷裕子)
■写真中:「初富風景」(西森一郎)
■写真右:「その日の花」(三谷紀子)

■写真左:企画展示「次世代に繋ぐ」のポスター
■写真右:「ふたたび」(宗像仁美)

■写真左:「今日にささげる」(小野美巡)
■写真右:「銀天の夢」(米丸航生)
市内在住、在勤、出身者など市内ゆかりの16歳以上が対象。一般市民は市長賞、松戸美術会賞などの上位入賞で準会員の資格を得る。さらに準会員は市展賞、松戸美術会特別賞などを得て正会員になる。
昨夏には第60回記念松戸市美術展(市展)が開かれた。歴史ある展覧会だ。松戸美術会事務局を務める彫刻家片岡千明さんは高校2年の時に出品し、入選したのを励みに創作活動を続けた一人だ。

■写真左:「再生」(杉山喜代枝)
■写真中:「山の音」(高岡栄)
■写真右:「夕映えに想う」(陸島和浩)

■写真左:「晩秋の妙高高原」(髙野絹子)
■写真右:「5月のアメリカ山公園」(多田準也)

■写真左:「マウントクック(NZ)」(森嶋正道)
■写真右:「ピアスⅠ」(宮田徹)

■写真左:「南房総の釣り船」(脇雅英)
■写真右:「うれい」(水野ひろ子)

■写真左:「オブジェ 木造」(本間俊)
■写真右:「夢の迷い子」(片岡千明)
片岡さんは「60年前、地元の作家3人が美術会を始めたと聞いています。今回、初めて若手による企画展を考えました。90代の会員もいるので、今後も最高齢者による企画展なども考え、続けていきたい」という。
(文・写真 佐々木和彦)








